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いまどきのキモノ 鳶(とんび)復活? 着物男子に洋装ポンチョ

2012年11月25日

 
    『 もしかして、ポンチョってキモノに似合う? 』 (2010.11.18)

 HP発足当初のふくひろブログの記事ですが あれよ あれよ という間に

 着物にポンチョ普及しましたね!小紋や紬に羽織ってる女性よくみかけます。

 男の着物にポンチョはどうでしょう?男性用のポンチョ少ないんですよねぇ。

 でも 着物に似合いそうな男性用ポンチョ ついに見つけました!(*^_^*)

 




 着流しに さっと羽織っても洒落てます。ショール替わりに羽織の上にもOK。

 ヒートテックのような防寒肌着を併用すれば 冬の木綿着物にも最適ですね。

 

 




 フード付きですが不思議と違和感ないと思います。もちろん裏に折り込めます。

 シルエットがとても自然で 明治大正の外套というか鳶(とんび)を想起します。


  




 この日は 日本舞踊師範 藤間裕志朗先生 を囲んだお食事会でした。

 それで 出席者の男性に ポンチョモデルを その場でお願いしたのです。

 写真は お食事の一品 蓮根饅頭っ! めっちゃ美味しかった!(≧▽≦)


 




 とても素敵でアットホームな晩餐会。みなさん本当にありがとうございました。

 


 




 中年モデルとしてボクもチャレンジ!なんか必殺仕事人みたい!(//▽//)

 

 




     PPFM という メンズショップでみつけた フード付きポンチョ でした・・・

 ほかにも着物男子にぴったりのメンズポンチョ あるかもしれませんね(*^ ^*)

 

 



  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 11:00Comments(2)いまどきのキモノ

女子向け キュートな紅型 / エジプト文様? ネコの花織

2012年03月22日

    
           本日は ちょっと 新しい感覚の 琉球染織を  二題 ・・・ 

 




     琉球紅型女流作家  原田 重(かさね)   『 流水に 梅 竹 楓 』

 
  空色 スカイブルーの さわやかな紅型です。 いえ、スカイブルーというより はんなり 水浅葱(みずあさぎ) 

  古式ゆかしい日本の色 ・・・ 典雅な王朝染布の趣きがあります。されど使われてるのはパステル調の現代色。

 




     かろやかで キュートな 「 着物好き女子向け 紅型 」 ですねっ!

 




          ややっ? ネコのじゃれあい ? それとも ボクシング ?

 





         首里花織女流作家  川村 早苗     『  エジプトの猫  』

 ・・・ってごめんなさい、勝手に題名つけちゃいました <(^□^;) じ~っとみてると 妄想が 膨らんで 膨らんで、 

 これはエジプトの猫にちがいないっ!と思い込んじゃったものですから~ でも和猫じゃないですよね?(T_T;)


 それにしても花織の図案で「 猫 」っていうのみたことないです、「永遠不滅」の吉祥文様「 蝶 」も入ってますよ。

 




 ちょっと渋好みだったので 前回ブログの『 春めきトキメキ帯締めマジェンタピンク 』を合わせてみました。(^-^)

     琉球染織の世界にも 新感覚の “ 沖縄の風 ” が吹いてますねっ!



  

    

Posted by ふくひろ 若旦那 at 08:11Comments(2)いまどきのキモノ

メタモルフォーゼ!絢爛眩惑(けんらんげんわく)七変化の帯

2012年03月12日

 
 




  なんとも鮮やかな 江戸紫・ヴァイオレットの染め帯 です。 ないんですよ、この色が。。。

 




 なっなっ?! 何ですか、この柄っ?ってことは ウルトラヴァイオレットは 帯の返りオンリーの色なの?

 




 わわわ  ヴァイオレット → トルコブルー → 斬新なたれ先の柄から さらに 予想外の太鼓柄が・・・!

 




 なんという花なんでしょうか・・・宇野亜喜良の絵をほうふつさせる はかなげで妖しげなタッチ、凄みがあります。

 




 ええ~!?  お太鼓柄が終わったら また始まりました たれ先の 斬新硬質幾何学文様が ・・・!!

 




 鉄柵?フェンス?城壁?魔法使いの住む森ですか? 前の柄 ず~っと ・・・ しかしこれ、帯締めが映えますね。

 




 ほえ~!? 前の斬新城壁文様が 終わっても まだ続いてる~!? ひと巻きめの見えないとこですよ~?

 




 なんと贅沢な見えないおしゃれ、トルコブルーの花びら散らし・・・ヴァイオレット太鼓裏から チラリと見えます。

 




            この 筒描き染め帯 は      中川 伊津美 作  『 春 宵 』 

          先日の よーいどんで走る 早朝行列仕入れバトル で手にすることができました。

          秒コンマのワンアイラブ(ひとめ惚れ) 直感と度胸のみ 瞬間で即断決着しました。

          あとから 改めて見て 本当に 素晴らしい 帯でした ・・・ 

          よ、 よかったぁぁぁ ~   ((((゜□゜;))))
 へなへな~

  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 14:20Comments(7)いまどきのキモノ

“ 透明感 あっさり コーディネート ” in  渋好みの会

2012年02月07日

   
    『 渋好みの会 』 ( 2/15 ~ 2/22 )  今年のテーマは 。。。 

   




     “ 透明感 あっさり コーディネイト ”  ・・・にしようかなぁ~と思ってます (^ー^) 

  写真の 無地感覚の あっさり紬は 緯(よこ)糸に インド・アッサム地方に生息する ヤママユの野蚕糸 と 

  栗の葉を食する蚕 の 栗繭糸 を 織り込んだ ざっくりとした風合いの 野趣溢れる 野蚕無地紬 なのです。
 

  染抜一ッ紋の綸子色無地 では 友人同士の気軽な食事会には ちょっと かしこまりすぎかなァ?  ・・・ とか  

  略式のパーティーではあるけれど 総絣の本格伝統工芸紬では やはり お洒落着 になってしまう? ・・・ とか

 そういうムズカシイ場面で活躍するのが  セミフォーマル ・ セミカジュアルの スーツ感覚、 

 野蚕糸無地紬 をベースにした “ 透明感あっさりコーディネイト” なのです。

  ↑(v_v ) 上の合わせ方、銀糸を織り込んだ辻ヶ花文様の袋帯 なんですが ややカジュアルでしょうか?

  




  象牙色アイボリーの淡彩無垢(むく)の唐草袋帯 です。これなら 振り子は ややフォーマルに傾きますね?

  


 
  少し地味なら パステル調の パープルピンクか ほのかなクリームの 帯締めで 彩りを・・・  (^v^)

  




                 エメラルドの 洋花更紗 =全通総柄= 塩瀬染め名古屋帯 です。

  




                 雑誌 「 美しいキモノ 」 で 菊川 怜 さん も着用してました。

  この帯だと 友人同士の気軽な食事会、女子会にも 形式張らない & エレガントな着こなし が できますね。 
 
 




      この  “ 栗繭・野蚕糸 無地紬 ”  今回  特別記念価格で  お出しするんですが。。。 

      『 アヴァンティ 』 等  情報誌で 
 公表してますので  言っちゃいましょうかぁ。。。?\(^□^;)/

 




 胴裏・八掛つけた 袷(あわせ)仕立て上がり で 特別価格 155,000 円(税込)  。。。ですっっっ

   かなり 思い切った値段だ と思んですが 。。。まァ、 気になったら 「 渋好みの会 」 見においでください。

        |(_ _)|    「 竺仙浴衣 新作200柄 受注会 」  も同時に 開催しております。

   さいごは お茶の間 テレフォンショッピング みたいに なっちゃいました 。。。<(-_-;)シツレイシマシタ~

     

Posted by ふくひろ 若旦那 at 00:00Comments(4)いまどきのキモノ

帯揚げ ちらちら コレクシオン ~宝尽くしからサイケまで ~

2012年02月03日

    
     帯揚げ って  。。。 帯の間から ちらちら カオだすくらいですけど ~

    仕上げの色合わせっ!やっぱり 凝りたいアイテム ですよね~ (≧▽≦)

     。。。 というわけで  “ 帯揚げ ちらちら コレクシオン” で~す !!!

 







  


      淡彩ベージュの 『格天井』                   春色ピンクの 『七宝に鎧縅(よろいおどし)』

 写真では 判りにくい 繊細で ほんのりほのかな 淡い色づかいが 帯揚げでは 最適ですねぇ  (≧w≦)

 “礼装帯揚げ”では 主張しすぎない ふわっと薫る 華やぎ彩り、 さらに 気品と格調をたたえていなくては。。。

 










    サーモンピンクに 『絞り・宝尽くし刺繍』              スカイブルーに 『立涌(たてわく)地紋起こし』

 絞りに刺繍なんて キモノに施したら かなりの高級品・・・帯揚げの世界では そんな贅を凝らした匠の手わざを

 惜しげもなく使っている点が凄いっ!というか不思議なトコですよねぇ?ど~ゆ~ワケなんでしょう? Σ(ー_ー;) 

 「地紋起こし」は わざわざ別織りした白生地に染めを施す技法ですが 着尺でも 最近はみかけなくなりました。

 




                          鉄グレー紬地に 『 春色ワンポイント刺繍 』

 この帯揚げはスキですね~ このシリーズはどれも素晴らしい中間色、生地もさらさら紬地で 文句ナシですが・・・

 あれれ?  このワンポイント刺繍(左右2ケ所) 着用して ホントにみえるの?   心配無用です。 (-v-)

 この刺繍は帯枕を包んだすぐ両脇に出ます。お太鼓から前に向かって帯揚げが渡ってみえる 絶妙の部分に 

 唐草刺繍が 左右ふたつ 出ちゃうんですねっ! とっても キュートで なおかつ 斬新であります。  ♪(^ワ^ )


 




            わっ サイケデリックっ!! これも 帯揚げ ですかァ !?

 


 

                          『 縮緬地に染め分け サイケな 帯揚げ 』

 はい、帯揚げです ・・・ サイケな帯揚げ ・・・  (゜□゜;)  染めはかなり凝ったものなんですが 奇抜 ですね~

 いったいどんなキモノに合わすんでしょうか? こうゆう個性的な帯揚げが必要なコーディネイトもあるんです。。。 

 合わせてみて おおっ ぴったり! というような・・・どんな組合わせかは即座にはいえませんが。。。 (;¬_¬)




  







        『 猫・ネコ・百ねこ 』                         『 煙管(きせる) の 帯揚げ 』 

 「百ねこ」と書きましたが 実際には “1000匹” 以上いました。猫、ネコ、ねこだらけの帯揚げです。(≧∀≦)

 煙管(きせる)の柄って 珍しくないですか? 落語の世界で 出てきそうですね、ちょっと 一服。。。って感じ~

 どちらも 紬はもちろん なにより 江戸小紋に 合いますねっ! 粋で いなせで 遊び心満載です。 (+w+) 
 

 










         『 紅色 麻の葉絞り 』                   『 ターコイズブルー に 豪華ケンラン大刺繍 』

 紅色麻の葉は黒地のすっきりしたキモノに合わすと凄く粋になります。ありそうで見つからないのがこのタイプです。

 これはまた 豪華ケンラン、この上なし!こんなボリューム満点の刺繍は見たことありません。重厚感ありありっ!

 やはり 十三参りか成人式振袖がいいでしょうねぇ~ 誰もしてないような帯揚げといったらコレでしょう!(・∀・)

      帯揚げの世界も  なんだか  とっても  深ァ~い  ですね ~ 

  “ 帯揚げ ちらちら コレクシオン ”  これからも  ちらちらと 続きま~す  

                                                 (゜∀゜;)つ、続くんですね。。。  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 00:00Comments(5)いまどきのキモノ

呉服屋の若旦那 は 鰻〈 うなぎ 〉好き?

2011年07月01日

   
  本日は 非常に恐縮なのですが ぐっと くだけて コミック の はなしを ・・・

   本屋さんで おもしろそうな新刊に 手をのばし  ついつい 買ってしまいました・・・その本は コレです・・・

   




  ラズウェル細木 の 「 う 」 というマンガ。 変わった題名でしょ ?  うなぎ の「 う 」 なんです・・・。

  主人公の 藤岡 椒太郎 ふじおか しょうたろう が徹頭徹尾 鰻を食べまくる グルメ漫画 なんですが、 

  なんでまた ウナギのマンガを ? ふくひろさん そんな ウナギ 好きなの ? と 突っ込まれそうですが、

  実は 主人公の 椒太郎くんは なんと 呉服屋の若旦那 なんですっ  (@0@;)  ガ~ン !! 

  呉服屋さんが 主人公の おはなしって あんまり 聞いたことないですよね?  三度のメシよりウナギ好き? 

  日がな一日 ウナギにばかり ウツツをぬかしている椒太郎くんは いつも 大旦那に 怒られてばかりです。

             ううっ  み、 身につまされるぅ~・・・   <(ー_ー|||)> 

  どのうなぎ話も ものすごく面白いんですが   藤岡呉服店の年配の番頭さんに 日頃のお礼に う巻き

  ご馳走するエピソードが特に好きなんです。 だし巻き卵に ウナギを包んだ 「う巻き」 が大好物の番頭さんは

  ホント~に 美味しそうに食べるんですねぇ。 読んでるだけで シアワセになります。  **(=^▽^=)**

  この作者は食に関する膨大な知識量もさることながら 人間の洞察力が すぐれているなあ といつも感心します。

  たべもの屋さんで ホントに となりにすわってそうなヒトたちが ふっと出てくるんです。 マジでリアルです。

  ちょっと おすすめの一冊です。  でも 急にうなぎ屋さんに行きたくなっても知りませんよ~?  (^~^;)

            

Posted by ふくひろ 若旦那 at 00:00Comments(2)いまどきのキモノ

振袖アフター・・・・ はじめての訪問着

2011年03月03日

 
     春の足音が近づくにつれて 若いひと向けの派手もの訪問着の お問い合わせが増えてきました。

     成人式や結婚式・パーティーで華やかな振袖をお召しにになったあと はじめてつくる礼装着・・・

     実はいちばん お付き合いの長くなるキモノかもしれないですね。
   
     みなさん 帯や小物を変えていきながら なるべく長く着ることのできる柄がご希望・・という方が多かったです。

     そうかといって あまりに地味すぎても 逆に着る機会を逸しそうで・・・。

     最近の方はホントーに 見た目若いので 現在〈いま〉似合えば 三十代・四十台は ゆうにクリアー・・・

     うまくいけば その先までも・・・ 呉服屋泣かせの 若さと美貌ですねぇ~ (^~^;)A








  加賀友禅の訪問着 です。素晴らしい色使い・・・  
   
  さすが加賀五彩です。

  金箔刺繍なし染めオンリーで このオーラです。




  






 古典的だけど個性的・・・



  


  





  くちでは言い表せない地色ですね。ミッドナイトブルーかネイビーブルー・・・やはり チャコールグレーでしょうか?

                   とにもかくにも イイ色です。

 


 

 




                     雲取りに扇面 ・・・ガチガチの古典柄です。 

         扇子が半開きなのは これから末広がりに広がってゆく・・・ という縁起ものなのでしょうか? 
 
         こういう 淡いピンクが 顔映りのよい理想色・・・  いくつになっても着れる 絶対ピンク なのです。

   
                        さいごに 帯をひとつ ・・・
 
 




 
 




   
       これは めずらしいでしょ?   「 丸 帯 」 です。 気品もあるけど 豪華です。

   留袖、色留袖 なんでも あいますが  やはり これは  はじめての訪問着 に締めてもらいたいですね! 

 
 



      

     

        

Posted by ふくひろ 若旦那 at 09:10Comments(0)いまどきのキモノ

雪用? 雨用? なぞの完全防寒ぞうり 発見!

2011年01月24日

       
         京都に 仕入れに行ったとき おもしろいものを みつけました。 ・・・というより ビックリしました。
           
        まさか、 こんな履き物があるとは・・・(絶句)。     まあ  まずは みてください・・・。

 

 





        ふかふかの 毛皮 ( ファー )付きの 草履〈 ぞうり 〉 です。 何の 毛皮か、 わかりますか?

        
               これは なんと 〈 海豹 あざらし 〉 の毛皮 なんです・・・!

    そういえば つるつると 光沢のあるシルバーグレーの毛並みのなかに 墨色(すみいろ)の 斑紋がみえますね。

    ゴマフアザラシの ゴマちゃん なんでしょうか?アザラシは 流氷の海に ぷかぷか 浮いてます。

  雪にも 雨にも むちゃくちゃ 強そうじゃないですか? 爪掛(つまがけ) も びっしり アザラシの毛に覆われてるし

  裏も ゴムのスパイク状に 滑りどめになってます。雪下駄・雨下駄ならぬ 雪草履・雨草履 なのでしょうか・・・。

 




  
  でも チョッと待ってください。 こんなキュートで可愛い草履を なにも 悪天候の日にわざわざ おろさなくてもねぇ。

  どちらかといえば これは 防寒草履 だそうです。 たしかに 完全防寒! モノスゴク あったかそうです。

  冬のお出掛けに 実用的かつハイセンスでオシャレです。  珍しくもカワイイ逸品 紹介させてもらいました。 
        

Posted by ふくひろ 若旦那 at 00:00Comments(4)いまどきのキモノ

告白 ・・・ 実は “ 防寒インナー ” 着てました・・・!

2010年12月03日

 木枯らしが舞って すっかり寒くなっちゃいましたね・・・。キモノって温かいといっても 

 く~っ、 さ、さむい・・という日もふえてきました・・・。

 呉服屋として またまた怒られちゃうかもしれませんが・・・告白します・・・・

 じ、実は ボク いつも キモノの下に 保温吸湿発熱・防寒機能のインナー肌着・・・

 いわゆる、 ヒートテック系の肌着とタイツ、着ていたんです・・・!

 本来なら 肌着・ステテコ・長襦袢・長着・・・と着込んでいくのが 正道だと思いますが

 生来の寒がりゆえ いつしか邪道へと足を踏み外してしまいました・・・。

 黒足袋を履いて 黒のインナー下着を着ると まるで むかしのとんねるずのコントみたいです。

 当然 丸首は襟元から見えてしまうのでN・G、やはりVネックです。

 ただし ユニクロのヒートテックは Vネックの繰りが浅いです。 

 ライト-オンのエクストラサーモの方がVネックの繰りが深く、襟元から見えにくい・・キモノ向き

 だと思いました。なんだかいろいろと比較研究してるみたいに聞こえますが 実はそそっかしく

 丸首、Vネック、まちがって買い損ねた結果なんです・・。

 下の黒タイツ、これがまた裾さばきがいいんですねぇ~。まとわりつかず軽快に動けます。

 黒インナーの上から すぐに半襦袢・・・晒(さらし)の胴に半襟と襦袢袖を縫いつけたもの・・・

 いわゆる 『 うそつき 』 を着込み そしてはやくも もう長着を着ます。

 申し訳ないんですけど これがカンタン・速いんですねぇ・・・。なにより暖かいし・・・。

 呉服屋としてはホメラレタもんじゃありませんが キモノをカンタンに着て より身近にするという

 意味では 「あり」なのかなと・・・。女性のかたはどうなんでしょうか?防寒インナー・・・。

 冷え性のかたも多いと思うので やはり「有効」ですか? それとも「NG」?

           また ご意見 お聞かせ願えたら嬉しいです。m(^ー^)m 

 

   

 

     

Posted by ふくひろ 若旦那 at 00:00Comments(3)いまどきのキモノ

もしかして、ポンチョ って キモノに 似合う・・??

2010年11月18日

 最近 女性のあいだで “ポンチョ”って 流行ってますよね・・・?ニットで編まれた、両手をひろげると

 おうぎ型になる 防寒着・・・?

 呉服屋のぶんざいで こんなコトいうと ものすご~く 怒られるかもしれませんが・・・

 もしかして、もしかして・・“ポンチョ”って キモノに 似合っちゃうのでは・・・!?

 そんなトンデモない考えが頭をよぎりました。そでのところの形状がキモノにフィットするような

 気がしたんです。ポンチョを身にまとったシルエットも和装としっくりくるような・・・。

 形は また全然ちがうんですが 男ものの和装用コート、トンビを連想してしまうんです。

 いやいや、女性版トンビというよりも 北海道や東北地方の 女性用防寒着「角巻(かくまき)」

 に通じるところがあるんじゃないでしょうか?

 素材や雰囲気に違和感がなければ 和装ショールの妹分として 役立ちそうな気がするんです。

 もちろん 訪問着や留袖の上に羽織って結婚式へ・・・なんて絶対ダメだし、

 色無地にポンチョで お茶会・・なんてコトになれば 先生に大目玉でしょう。

 やはり 小紋や紬のおともに 観劇や美術館めぐり、お食事会・飲み会・・・カジュアルな場が

 いいんでしょうね。あっ 木綿のきものには ピッタリだと思います。素材感もフィットするし、単衣で

 着る方も多いので 絶好の防寒着でしょう。
 
 でも すみません、今回 かなり想像で書いてます。実際 ポンチョをさわったコトないですから・・。

 どんな構造になっているのか ちゃんと調べてみたいんですが、ぼくのような おっさんがお店で

 ポンチョをみていたら 即、タイホ・レンコーされちゃうので 完全な当て推量です。

 この件は 女性の方々のご意見を 是非 お聞きしたいです。よろしくお願いします。  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 19:28Comments(11)いまどきのキモノ

うしろ姿は“夢二”美人?~長羽織 復活談~

2010年10月18日

  十数年前 突如 長羽織が流行り始めました。それまでは コートの下に着る短い羽織が大部分
  だったんです。

  そういう流行の発信は おっとり刀で 極楽トンボな呉服屋より 最先端のお客様の方が速いん
  ですね。早速 長羽織を作って下さいという注文が舞い込んできました。あわてたのは呉服屋の
  方です。ぼく自身 当時 長い羽織なんて みたこともさわったこともありません。うちの父や
  母の世代も長羽織は扱ってないのです。そこで 知恵袋のおばあちゃんにききました。

  「うちが 女学校のころ まだ 着よったひとが おったごとあるね。」

  それはいったい西暦なん年やっ!?  それに 仕立てもただ単に長くすればいいってもんでも
  なさそうです。こんどは最長老の和裁師さんにたずねてみました。すると・・・

  「わたしが手習いの時分(十代前半か?)かろうじて縫うたことがあります。
   長羽織も もうおわりのころでした・・・。」

  そ、それだぁっ! 当時の長羽織 思い出しながら 縫ってくださいっ!!

  前下がりの調子や 裾をすぼめる加減など 細かい留意点に気をつけてもらいながら ようやく
  仕立て上がり 試着すがたを眺めて 思わず うなってしまいました・・・。

  ・・・これは、 竹久 夢二 だぁ・・・・!

  帯の太鼓で つんっ と突き出した背の山から 裾に流れ落ちるラインは 
  ほっと 実った酸漿(ほおずき)のように可憐で たおやかで 女性らしい曲線は
  竹久 夢二の 描く 美人画に そっくりでした・・・。

  ちなみに その最長老の和裁師さんは いまだ現役です。手先のしごとをなさる方は頭も気持ち
  も いつまで たっても 若々しいですね。

  長羽織は 一時の復古ブームに終わらず すっかり定着定番化しました。
  ぼくも やっぱり だいすきですねぇ・・・長羽織・・・。
  かんたんな ちりよけ感覚でも かるく羽織れるし おびの前の柄も 見てもらえる。
  羽織ひものおしゃれも楽しめるし 羽裏に 凝ってもいいですねぇ。
  逆に羽織は 室内で無理に脱がなくいいんです。(コートは入室の際、脱がなきゃいけません。)
  だから お子さんの授業参観でも教室のうしろで 羽織姿で たたずんでもいいんです。
  
  なにより、なにより、うしろ姿は “夢二”美人・・・ですから・・・。 

  

     

Posted by ふくひろ 若旦那 at 10:14Comments(2)いまどきのキモノ