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西陣ライダー  季節はずれのおびをさがせ!の巻

2010年11月26日

 
 ふくひろ呉服店の70周年記念催事「呉宝祭(ごほうさい)」を現在 大好評のなか

 開催させてもらってます。企画するにあたって 70周年記念感謝奉仕品に加え なにか面白い

 コーナーができないかと悩んでいました。そして ハタっとひざを叩きました。

 いろいろな季節限定の帯を一堂にそろえたら楽しいのではないか?時期はずれゆえ感謝価格で

 ご奉仕できるのでは・・・?そんなコトを想像しているとなんだかワクワクしてきました。

 こんなときは“西陣ライダー”に連絡です・・・!

 京都西陣の路地裏をバイクを駆って 西陣ライダーが疾走します・・!

 目指すは 西陣のおびの機屋(はたや)さんに眠る 季節はずれのおびたちです・・・!

 そんな西陣ライダーがあつめてくれた なごやおびの一部をみてください。





 左は五月節句のおびです。鯉のぼりと吹流しの輪のなかに金太郎とくま。地紋は菖蒲(しょうぶ)?

 輪のなかは いらかの波です。凝ってますねえ。右はごぞんじクリスマス!おもちゃをちりばめた

 雰囲気ですが 白いトナカイがかくれてます。まさにホワイトクリスマスですね!





 これはすてきな おひなさまです。前の柄は ぼんぼりになってます。入学式のおびって

 はじめて見ました。ランドセルに桜とモンシロチョウ、地紋はなんと楽譜!?校歌ですか?



 

 季節ものではないけれど おまけ ねこの目 です。

 西陣ライダーは今回も 素敵なおびを 探し出してくれました。

     

Posted by ふくひろ 若旦那 at 19:45Comments(2)西陣ライダー

もしかして、ポンチョ って キモノに 似合う・・??

2010年11月18日

 最近 女性のあいだで “ポンチョ”って 流行ってますよね・・・?ニットで編まれた、両手をひろげると

 おうぎ型になる 防寒着・・・?

 呉服屋のぶんざいで こんなコトいうと ものすご~く 怒られるかもしれませんが・・・

 もしかして、もしかして・・“ポンチョ”って キモノに 似合っちゃうのでは・・・!?

 そんなトンデモない考えが頭をよぎりました。そでのところの形状がキモノにフィットするような

 気がしたんです。ポンチョを身にまとったシルエットも和装としっくりくるような・・・。

 形は また全然ちがうんですが 男ものの和装用コート、トンビを連想してしまうんです。

 いやいや、女性版トンビというよりも 北海道や東北地方の 女性用防寒着「角巻(かくまき)」

 に通じるところがあるんじゃないでしょうか?

 素材や雰囲気に違和感がなければ 和装ショールの妹分として 役立ちそうな気がするんです。

 もちろん 訪問着や留袖の上に羽織って結婚式へ・・・なんて絶対ダメだし、

 色無地にポンチョで お茶会・・なんてコトになれば 先生に大目玉でしょう。

 やはり 小紋や紬のおともに 観劇や美術館めぐり、お食事会・飲み会・・・カジュアルな場が

 いいんでしょうね。あっ 木綿のきものには ピッタリだと思います。素材感もフィットするし、単衣で

 着る方も多いので 絶好の防寒着でしょう。
 
 でも すみません、今回 かなり想像で書いてます。実際 ポンチョをさわったコトないですから・・。

 どんな構造になっているのか ちゃんと調べてみたいんですが、ぼくのような おっさんがお店で

 ポンチョをみていたら 即、タイホ・レンコーされちゃうので 完全な当て推量です。

 この件は 女性の方々のご意見を 是非 お聞きしたいです。よろしくお願いします。  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 19:28Comments(11)いまどきのキモノ

絵本のなかの呉服店

2010年11月15日

 
 北九州市八幡東区の槻田(つきた)小学校の向かい側に 知るひとぞ知る アイスクリーム専門店

 「雪文(ゆきもん)」というおみせがあります。夜九時までやってるんですが ひっきりなしに

 お客さんがみえるので 知るひとぞ・・というより もう有名店ですね。

 住宅街のなかの ちいさなかわいい おみせなんですが 懐かしい玩具が置いてあったり

 並べている椅子が 小学校のイスだったり レトロな郷愁を誘う造りになっています。

 アイスクリームの種類も ピスタッチオ・酒かす・しょうが・きなこ・プリン・ココア・ミルク

 などなど 数え切れないほど豊富で どれも バツグンに美味しく 家族で食べにいくのが

 なにより 楽しみなんです。

 そんな雪文の店内に ぼくが見惚れてしまう 一冊の絵本があります。

 五十嵐 豊子 作『 おみせ 』という 絵本なんです。

 かさやさん、だがしやさん、ふとんやさん、くつやさん、せんべいやさん・・・

 昭和のころには まだまだ あちこちでみかけた 落ち着いた たたずまいの懐かしい商店が

 綺麗ないろで ていねいに 描かれているんです。
 
 


 

 そんなおみせやさんのたのしい絵のなかに 呉服屋さんものってるんです。

 看板は 『ロンドン屋呉服店』。なつかしい雰囲気の店構え・・まだ こんな呉服屋さんが

 日本のどこかに のこっているんでしょうか・・。

 そんなコトを想像しながら 雪文のアイスをたべるときが ボクの至福のときなんです。

 


    

Posted by ふくひろ 若旦那 at 07:00Comments(0)呉服なぞとふしぎ

付け下げと訪問着・・・どこがちがうの??

2010年11月11日

 あるお客さまに 突然 質問されました。「付け下げと訪問着 どこがちがうの?」

 毎日、こどものころから 店で何気なくみている付け下げと訪問着・・・

 不意打ちのカウンターパンチです。ええっと ドコがちがうんでしょうか?整理します。

 まず 形状・・・付け下げは丸巻き反物、訪問着は仮絵羽、つまり着物の形に仮に仕立ててますね。

 見た目にこれはすぐにわかります。一件落着・・?いや ちょっと待ってください。

 付け下げの着尺を仮絵羽にしているものもありますよ・・・?

 それに 仕立てあがってしまったら 果たして見分けがつくんでしょうか・・・?

 ここで あらたな乱入者 登場!『付け下げ訪問着』『付け下げ小紋』・・・ややこしいですねえ。

 やはり 柄付けで 分類するしかないみたいです。

 『付け下げ』とはそもそも 左胸に パラッ すそに パラッパラッ と柄を散らしたものでした。

 準礼装・色無地と同格か ちょっと格上ってとこですか、柄ゆきにもよりますけど・・・。

 それが だんだん グレードアップしてきて 上前のおくみの柄が合う、掛衿と胸の柄が合う・・

 といったふうに 訪問着に近づいてきました。これがいわゆる『付け下げ訪問着』です。

 いまは 訪問着風の礼装用の付け下げが大半なので 『付け下げ』と『付け下げ訪問着』は

 ほぼ 同義語と考えていいでしょう。

 では 本家本元・・訪問着 の登場です。訪問着をひとことでいうなら“豪華”ということです。

 訪問着は総柄で柄が合う。もしくは左胸と左袖・右うしろ肩と右うしろ袖の柄が合う。

 逆にいえば 付け下げは この二箇所の柄が 絶対に合いません。

 だから 訪問着か付け下げかを見分けるには 『右の肩』をみればいいんです。

 右うしろ肩から袖に わたって柄が合っているのが“完全なる訪問着”なんです。

 豪華主義という一点で 訪問着が やはり格が上ということになりますが 

 付け下げも少し 弁護したいですね。付け下げのよいところは 柄が少ないぶんだけ 訪問着より

 リーズナブルだというところです。真糊の本友禅や作家ものなど 訪問着だと高価なものでも

 別に右肩に 柄がなくてもいいや、ということなら 付け下げのほうが ずっと お求めやすい

 はずです。染めの重い付け下げは ありふれた訪問着をかるく圧倒しますから・・・。

 あっ・・『付け下げ小紋』の正体、まだ ナゾのままでしたね。それはまた次回・・・。

  

 

    

Posted by ふくひろ 若旦那 at 18:53Comments(0)呉服なぞとふしぎ

反物 くる くる 3 ~気は使うな 気をまわせ~

2010年11月07日

 反物 くる くる 回りはじめた《丁稚でっちくん》、《せんぱいくん》とお客さまのやりとりも 耳に入る

 ようになりましたし、 お客さまの気にいっている反物も お話や表情から推測して 候補を何本か

 巻かずにのこすこともおぼえました。

 だいぶ商売もやりやすくなったかと思いきや 《せんぱいくん》のカオはなぜか曇りがちです。

 不器用でユウズウのきかない《丁稚でっちくん》は 今イチ フットワークが重く なにをさせても

 要領(ようりょう)がわるいのです。

 べつにヤル気がないわけでも 横着(おうちゃく)をかましているわけでもないのですが

 どうも 《せんぱいくん》に怒られまい、失敗すまい・・と思うあまり 身体ががんじがらめになってる

 ようなんです。キンチョーのあまり 《せんぱいくん》のかおいろばかり うかがってるんですね。

 思い余って 《せんぱいくん》は《丁稚でっちくん》を夕食のあと 呼びだしました。

 《丁稚でっちくん》のチキンハートは どっきん どっきん いまにも 破裂しそうです・・!

 「・・おまえ・・おれに気ィつかってるやろ・・・?」

 「・・いえ、その・・あの・・ハア・・いえ、は、ハイィ・・・」

 「 “気”は つかうもんやない・・・“気”は まわすもんや・・・。」

 「ま・・回すんですかァ?」 いつものクセで《丁稚でっちくん》は “反物くるくる”のポーズです。

 「アホゥ、気くばり せえっちゅうこっちゃっ!頭で考えるより先にカラダをうごかすんじゃっ!」

 “気をまわす”とは、気をくばる、つまり相手の身になって考え、相手が望んでいることを素早く感じて

 率先して身体をうごかすことなんですね。

 見積もりの話になれば そろばんや電卓を・・寸法の話になれば ものさしを・・お客さまにはお茶や

 座布団をそっと持ってくる・・・言いつけられる前に先に先に足をうごかして、気をまわしていくのです。

 《丁稚でっちくん》は生まれかわったようにパタパタとこまごましく動くようになりました。

 気をまわしていると、気をつかっているヒマがないんですね。いつしかキンチョーもほぐれてバタバタ

 しながらもすこし余裕もでてきました・・。

 《せんぱいくん》、さすがです。きっと自分も最初は 気がまわせず なやんだんでしょうねぇ・・・。

 ひと皮むけた《丁稚でっちくん》・・・でもタイヘンなのはまだまだこれからですよぉ?
   

Posted by ふくひろ 若旦那 at 07:00Comments(2)反物くるくる でっちくん

いよいよ 禁断の男ものワールドへ・・・

2010年11月04日

 いよいよ ふくひろのブログでも 男ものについて書かなくてはならなくなりました。

 覚悟を決めて 男ものに臨(のぞ)みたいと思います。なにをそんなにケーカイしているのかと

 いいますと ひとことでいって 男ものは ムズカシイのです。

 仕立て・着こなし・こもの・履物・鞄・コーディネート・・・男ものをたしなむ殿方は女性以上に

 こだわりのかたが多いのです。ぼくも仕事柄とはいえ個人的に和装がすきで着る機会も多いのですが、        
 それでもまだまだ勉強不足なので、達人のかたにいろいろ教わりたいところです。

 男ものは身近なんだけれども奥が深いってかんじですね。

 呉服屋としては やはり寸法に気を使います。ごぞんじのように女ものの身丈は おはしょりを

 とるため 身長と同寸もしくはプラスαでいいんですが、男ものの身丈は おはしょりのない

 対丈(ついたけ)、長すぎても短すぎてもダメなんですね。

 目安になる公式としては 身長×0.85 あるいは身長-26~27cm で対丈は割り出せますが

 男性の体型は千差万別、体格がいいとかきゃしゃだという以前に 肩や胸が肉厚だと

 そこで 身丈や裄(ゆき)がとられて 公式通り、実測通りにならないんです。

 だから うちでは 実測して さらに見本のきものを着てもらって微調整するように
 
 しています。非常に神経をつかうところです。

 最近 プレタ(仕立て上がり)の男もの浴衣で フリーサイズというのをみかけますが

 アレはホントにいただけないですね。日本の平均的体型の男子専用の浴衣なんでしょうか?

 身幅はゆずるとしても身丈がフリーサイズってありえないじゃないですか?

 雨がふろうが槍がふろうが 男ものは反物から仕立てるべきです!

 しかし呉服屋もえらそうなコトばかりいってられません。なにせ ちまたに出回っている

 男もの標準寸法というものが 四、五十年まえの昭和のころに想定されたものがそのまま

 使われてたりするんですから。いろんな体型のお客さまのデーターをどれだけそろえているかが

 良い仕立てのできる呉服店のバロメーターだと思いますね。

 ここで朗報! この夏に世界文化社から『体型別 男のきもの着付け入門』という本がでました。

 これはいままでにない画期的なきもの本ですね。男性の体型を肉質型・骨格型・身長高め・低め

 の四つのパターンに分類して同時進行並行して着付け・補正・帯結び・コーディネート・・と

 網羅した決定版です。これだけいろんな体型の男性モデルを使った本は空前絶後でしょう。

 呉服屋ならずともおススメです。

 『禁断の男ものワールド』はまだまだつづきそうです・・ヤレヤレ、タイヘン、タイヘン・・・。


 

  

 



 
 
  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 10:44Comments(4)禁断の男ものワールド

西陣ライダー参上!

2010年11月01日

 ふくひろ呉服店には いろんな柄やいろのおびがありますが それでも お客さまの注文によっては

 探さないとないものもあります。むずかしいご注文だと う~んと頭をかかえてしまいますね・・。

 そんなとき ぼくが助けを求めるのが・・・“西陣ライダー”なんです!

 西陣ライダーは おびの専門家です。 おびのことなら なんでも知ってます。 どんなおびでも

 探して出してくれます。

 西陣ライダーはバイクにまたがり、京都西陣の路地うらをびゅーんと疾走します。

 西陣の街に たくさん点在する袋帯の織元を次から次へと廻り 大捜索してくれるのです。

 西陣ライダーは京都うまれの京都育ちなので 西陣のすみからすみまで よく知ってますし、

 実家が西陣の織元だったので 機屋(はたや)さんにカオがきくのです。

 ふくひろにとって すごくたのもしい味方なんですね。

 西陣ライダーは年令不詳、その正体はナゾに包まれていますが、大好物は焼き肉です。

 西陣ライダーが小倉にきたときはいっしょに焼き肉をたべます。

 ふくひろの展示会にお手伝いにきてくれることもあるので もしかしたら

 西陣ライダーに会えるかもしれませんね。

 
  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 07:00Comments(2)西陣ライダー