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姉妹編もマニア度爆走っ! 別冊太陽 『 日本の自然布 』

2012年02月27日

 
   別冊太陽 『 日本の布 原始布探訪 』 すっごい 情熱大陸本 でしたぁ

  もォ おなかいっぱい
  ~(´▽` )~  しかし ・・・ 実は あったのです ・・・

  空前絶後かと思われた あのマニア本に 姉妹編 が・・・   どぇぇぇ~ <(゜□゜;)>

 




  別冊太陽 『 日本の自然布 』  2004年の出版ですから 実に15年ぶりの姉妹編です。

 




                         『  厚司織 〈 アットウシ織り 〉  』

    北海道日高地方 アイヌの人々によって 大切に織り継がれてきた あまりに稀少な 古代原始布 ・・・

 




 「オヒョウ」という樹の皮を繊維状に裂き 紡(つむ)いで糸にして織るという超絶技巧! 絶品の風合いです・・・

 




 邪気を祓(はら)う アイヌ文様を 切伏せと刺繍 で表現。「切伏(きりぶ)せ」とはいわゆる アップリケのこと。

 それにしてもオヒョウ採集から糸つくり・織りまで・・・ こんな珍しい厚司織の写真 初めて見ました。Σ(P_=;)

 




                                 『 紙布 (しふ) 』

           ええ~っ!? 紙で衣を織ったら すぐに破けちゃいませんかァ!?    (+w+;)

          いえいえ 「紙布」って 思ってるよりかなり丈夫なんですよ。  写真は原料の楮(こうぞ)を

          巨大蒸し器(ジブリのSFアニメかっ?) で蒸してるところ。  in 宮城県白石です。(vv)


 




 奈良県東大寺の「 紙衣づくり 」も紹介されてます。二~三月の酷寒のころ 紙衣をまとう習わしがあるそうです。

 




 江戸時代の武士の裃(かみしも)や袴(はかま)も紙布を使ったものが。。。 強度は心配ないですよ。 (=w=)

 




                            『 天蚕 (てんさん) 』 

 日本の野生のカイコ いわゆる 野蚕(やさん) がみられるのは 長野県信州松本は 安曇野の高原のみ ・・・

 




 信州松本の野蚕 「 天蚕 」が吐く糸は体色と同じく エメラルドの輝き。100%天蚕糸 は目ン玉飛び出ます。

 




                           『  喜如嘉の芭蕉布 』

          「厚司織」が古代原始布の北の横綱だとしたら 「芭蕉布」は間違いなく南の横綱です。 

 




              芭蕉布の 「 海晒(ざら)し 」 の写真は 珍しいです。 見たことがない ・・・。

  海水と川水が混じり合う浦内川の河口付近は 海晒しに最も適しており 発色のよい芭蕉布ができるそうです。


 




                    た、 平良先生 、 お若い っっ !!

 




 姉妹編もマニア度爆走っ! 情熱大陸大噴火でありましたァ!!(//∀//)

                      

Posted by ふくひろ 若旦那 at 17:57Comments(2)めずらしキモノ本