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伝説のムラセ本?マエストロ五ツ星☆ 日本の染織全20巻+3 

2012年12月12日

 今はもう業界を引退されましたが 『 織物の専門家 』 『 室町の生き字引 』 

 といわれた “ ムラセさん ” という 紬のマエストロ(巨匠) がいました。

 「紬ならムラセに訊け!」といわれるほどの専門家、博学の士だったんですね。

 ぼくもムラセさんには本当にいろいろと教えてもらったんですが、以前にいちど

 「この本が一番詳しい、このシリーズで勉強したほうがいい・・・」  と薦めて

 もらったのが この 『 泰流社 日本の染織 全20巻 別巻3巻 』 なのです。
 
 

  




 キモノ本はニッポンセンショクナンチャラカンチャラみたいな紛らわしい題名が

 多いのでボクはこの全集を勝手に 『 ムラセ本 』 と呼んでいます。 (^□^)

 




 染織工房探訪記事を中心に 今は物故した染織家のインタビュー、随筆など

 貴重な資料も盛りだくさん!背景の歴史や製作工程も詳しく記述されています。

 




 巻末の用語事典が出色!ジャンル別体系網羅ゆえ めっちゃマニアックっ!

 




 「 縮緬 」  「 筒描染 」  「 御召 」  「 絽と紗 」 ・・・ 予言します ・・・

 こんなマイナーお題で本を一冊編むなんて この先、金輪際ないでしょう!(笑)

 




      わぁ~懐かしくも艶やか 昭和のキモノだぁ~ ♪  **(≧∀≦)**

 




 「 な、何かが足りぬ 」 と当時の編者があわてて追加したのか?別巻三冊!

 忘れるなっ!といいたいが、体裁構わず補完するその意気やよし!b( v≦ )

 




 ムラセさんに紬のことをちょっと聴くのはいいんですが、いつも力説大演説(笑)

 第一章「シルクロードと絣の道」から始まってなかなか本題に辿り着けません。

 ムラセさんはいつも絣図案を鞄に忍ばせ 「 こんな柄考えましたんや~ 」

 といつも嬉しそうに話していた 情熱溢れる《織のマエストロ》 でした・・・(^^)



   

Posted by ふくひろ 若旦那 at 12:12Comments(0)めずらしキモノ本