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ふくひろ 春の椿事(ちんじ) なんとも不思議な着物の話

2016年03月19日

春は花も人も着物も華やぎます。その日 お孫さんの小紋が見たいと二十年ぶりに懐かしいお客さまがご来店してくださいました。父の代からのお客さまがわざわざおいでくださったのです。お客さまもお若くお元気で当時とお変わりなく二十年前にそのまま戻ったような不思議な感覚がしました。

同じ日の昼下がり 珍しい紫根染めの櫻名古屋帯が入荷したので満を持してウィンドウに飾ると今度は三年ぶりに別のお客さまがお顔を出してくださいました。

その方には以前 紫根染めのお着物をお願いしたことがあったのです。ウィンドウの紫根染めが眼に飛び込んできて思わず吸い寄せられたのだそうです。紫根染めが呼んでくれたのですね。ひさしぶりに楽しくお話させていただきました。

着物がとりもつご縁。こんな嬉しい日があるのかと驚くと同時に祖父から父の代にかけてなんとか店を続けさせてもらってるおかげだなぁと感極まりました。なんとも不思議な着物の話。ふくひろ 春の椿事(ちんじ)でした。  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 15:54Comments(0)呉服なぞとふしぎ