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『鉄輪 kanawa』『弱法師 yoroboshi 』 ~着物 de 観劇 能狂言~

2016年12月18日

福岡市大濠公園能楽堂へやってきました。能狂言の舞台にお招きいただいたのです。大濠公園は快晴なり。

御召紋羽織に仙台平袴でお伺いしました。現代の男性第一礼装ですがお能の観劇にはよいのではないかなぁといそいそと着込んで馳せ参じました。(ノ´∀`*)

御召紋羽織の羽裏は偶然にもお能の摺り友禅でした。自分でもちょっとびっくりです。この羽裏が今日このときの出番を待っていたのかもしれませんね!

若き観世流能楽師 坂口貴信さんがシテを演じます。
『弱法師 よろぼし』は波瀾万丈の人生を重ねた弱法師が親子の再会を果たすお話。
蝋燭能『鉄輪 かなわ』は嫉妬に狂った女の生き霊が鬼女となり元夫に祟るが陰陽師 安倍晴明によって祓われ退散させられるお話です。
能を拝見するのは初めてだったのですがその震えるような静寂と緊張感に感動致しました。

能衣装、その美しさにため息がでます。芝崎圭一さんの熨斗目訪問着を想起しました。能衣装はある意味 礼装着物の源泉源流ですね。

お誘いしてくださった藤間裕志朗先生は誉田屋源兵衛謹製 織熨斗目訪問着に同じく源兵衛の義経千本櫻の帯を締めてきてくださいました。

紅い御紋は京都養源院血天井の紅(あか)を縫い紋で表しました。帯の基調色の紅(あか)は源義経の鎧、緋威(ひおどし)の紅(あか)なのです。

初めて観る能狂言、大変勉強になりました。

冬熨斗目 大濠能楽 絶景かな (o≧▽゜)o
  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 14:38Comments(0)誉田屋源兵衛