失われゆく郷愁 岐阜・郡上紬 リンク オブ “ 継げなきもの ”
2014年02月19日
3月14(金)・15(土)・16(日)・17(月)日 四日間 ふくひろ二階にて
「 誉田屋源兵衛展 ~継げなきもの~ 」
染織工芸の世界において もはや手に入らなくなるだろう “継げなきもの”を
でき得る限り集めて参ります・・・ 日本各地で織り継がれてきた郷愁誘う紬織
近年その多くが存続自体が危ぶまれ、”継げなきもの”へとなりつつあります。
『 岐阜 郡上紬 』
この深い紺碧の青 菖蒲のような鮮やかなヴァイオレット 鴨の羽色のグリーン
僕の理想的郡上紬はこの三色のハーモニーなんです。各地に織物は数あれど
なぜかこの色と独特の風合いは郡上にしか出せません。ここ数年探していたの
ですがやっと見つけることができました。今では本当に数が少ないのです・・・。
人間国宝 宗広力三 によって郡上八幡の地で復興された郡上織は素朴で
郷愁誘う手ざわりが長らく着物ファンを魅了してきました。浸透圧を応用した
織り糸の暈し染め 「どぼんこ染め」 は複雑で鮮やかな色相を醸し出します。
リンクオブ “継げなきもの” いいものが姿を消しつつあります・・・(-_- )
Posted by ふくひろ 若旦那 at 10:58│Comments(2)
│『 キモノびと 』 探訪
この記事へのコメント
修業先で郡上紬の素敵さに、お互い感じていたと思います。
あれから20年を経て本当にこの紬、『美しき絶滅危惧種』になったのですね。
貴重な今回の貴方の日記と、改めて痛感しました。
あれから20年を経て本当にこの紬、『美しき絶滅危惧種』になったのですね。
貴重な今回の貴方の日記と、改めて痛感しました。
Posted by iti at 2014年03月01日 20:24
itiさま☆ご存じのように郡上紬は流通ルート極めて少なく生産数も激減しているのでなかなか遭遇しませんね。郡上はその風合い色彩ゆえ数ある伝統織物のなかでも異色孤高の存在です。修業先で同じように郡上に魅せられていたなんて…。
感無量です(´-`).。oO
感無量です(´-`).。oO
Posted by ふくひろ若旦那 at 2014年03月01日 23:43