孔雀羽根 神秘の綺物(きもの) ~大正浪漫への果てしなき憧憬(あこがれ) ~
2016年12月10日
孔雀羽根帯への郷愁と憧憬(あこがれ) ふくひろの追い求める美しき綺物(きもの)たち…
七色に変幻する玉虫色の綾糸 妖艶なるサロメの麗衣
孔雀羽根の綺物(きもの)には心躍る憧憬(あこがれ)があるのです。 大正浪漫 レトロモダン アールヌーボー 鹿鳴館の夜会に咲くエキゾチックな名花たち…
高畠華宵の美人画 その孔雀羽根ふくら雀に見惚れる。
蕗谷虹児「孤愁」孔雀羽根振袖の長羽織
忘れじのふくひろ綺物 総絞り孔雀羽根振袖 眼に焼き付けておきたい逸品でした。
紅花紬訪問着『紅泥』その妖艶なる輝きに息をのむ。こんな神秘的な織物は今まで見たことがありません。
染匠野口謹製『孔雀羽根総刺繍御帯』そのレトロで抒情的な妖しさ美しさに魅了される。
高畠華宵 『口真似』孔雀羽根帯への憧憬(あこがれ)は果てしない。
綺物の綺は「奇」でもあるが 綺麗の「綺」でなくてはいけないと思います。
ふくひろはこれからも神秘的で綺麗な「綺物」たちを追求してゆきます。
七色に変幻する玉虫色の綾糸 妖艶なるサロメの麗衣
孔雀羽根の綺物(きもの)には心躍る憧憬(あこがれ)があるのです。 大正浪漫 レトロモダン アールヌーボー 鹿鳴館の夜会に咲くエキゾチックな名花たち…
高畠華宵の美人画 その孔雀羽根ふくら雀に見惚れる。
蕗谷虹児「孤愁」孔雀羽根振袖の長羽織
忘れじのふくひろ綺物 総絞り孔雀羽根振袖 眼に焼き付けておきたい逸品でした。
紅花紬訪問着『紅泥』その妖艶なる輝きに息をのむ。こんな神秘的な織物は今まで見たことがありません。
染匠野口謹製『孔雀羽根総刺繍御帯』そのレトロで抒情的な妖しさ美しさに魅了される。
高畠華宵 『口真似』孔雀羽根帯への憧憬(あこがれ)は果てしない。
綺物の綺は「奇」でもあるが 綺麗の「綺」でなくてはいけないと思います。
ふくひろはこれからも神秘的で綺麗な「綺物」たちを追求してゆきます。
Posted by ふくひろ 若旦那 at 18:41│Comments(2)
│山形のおじさん
この記事へのコメント
紬の繊細な魅力は実物を見て、触れて、顔をあわせてみなければわからない部分が少なくありません。
この紅花紬「泥紅」もそうです。PCの画面から見ただけでは「なんと渋い光を放つ魔物のような・・」としか思えませんでした。加えて、いつもは軽やかにわたしのこころをくすぐる野口の刺繍帯でさえ、なんだか怪しく光って見えてくるではありませんか。
そんな折に、ふくひろさんからのご引導。
「この紬はくじゃくの羽根」
「・・・・・」
「神秘的でしょ?」
神秘的とは?人間の手では作り得ない、神様の領域の完成された美しさのことをいいます。
そもそもくじゃくの羽根の玉虫色は組織そのものの色。光を浴び、見る人の心の目を通じて様々な「美しさ」を作り出しています。
聞けば紅花紬「泥紅」の着尺は先染の糸で織り上げた反物にまた染を加えて、一旦解いて、また染めて織り上げてという作業を繰り返した後も見え隠れするとか?
「あっ」作家さんの手作業を前にして、思いを探るなどとは野暮なこと。ただただ偶然の産物と留めておきたいものですが、表面ではなく、組織の部分での工夫がくじゃくの羽と同じ美しさを「泥紅」に齎したのですね。
アールヌーボーと孔雀の羽根。時空を超えて、その美しさは普遍です。神秘的な魅力が女性の美しい着姿をさらに盛り立て、女ごころを永遠に酔わせてくれます。わたしも触れてみたいなぁ。
この紅花紬「泥紅」もそうです。PCの画面から見ただけでは「なんと渋い光を放つ魔物のような・・」としか思えませんでした。加えて、いつもは軽やかにわたしのこころをくすぐる野口の刺繍帯でさえ、なんだか怪しく光って見えてくるではありませんか。
そんな折に、ふくひろさんからのご引導。
「この紬はくじゃくの羽根」
「・・・・・」
「神秘的でしょ?」
神秘的とは?人間の手では作り得ない、神様の領域の完成された美しさのことをいいます。
そもそもくじゃくの羽根の玉虫色は組織そのものの色。光を浴び、見る人の心の目を通じて様々な「美しさ」を作り出しています。
聞けば紅花紬「泥紅」の着尺は先染の糸で織り上げた反物にまた染を加えて、一旦解いて、また染めて織り上げてという作業を繰り返した後も見え隠れするとか?
「あっ」作家さんの手作業を前にして、思いを探るなどとは野暮なこと。ただただ偶然の産物と留めておきたいものですが、表面ではなく、組織の部分での工夫がくじゃくの羽と同じ美しさを「泥紅」に齎したのですね。
アールヌーボーと孔雀の羽根。時空を超えて、その美しさは普遍です。神秘的な魅力が女性の美しい着姿をさらに盛り立て、女ごころを永遠に酔わせてくれます。わたしも触れてみたいなぁ。
Posted by 紫子 at 2016年12月11日 19:54
紫子さま。この妖しく美しい織布『紅泥』と遠く大正浪漫に想いを馳せる孔雀羽根帯の魅力を見事に語り尽くしていただき感激しております。たしかにこの紅花染めの偶然と奇蹟の産物であるかのような織布『紅泥』は光線や角度によって玉虫色、孔雀羽根色に変幻します。是非その風合いと妖美艶やかな輝きを直接目の当たりしていただきたいところです。アールヌーボー大正浪漫アンティークの雅趣をも併せ持つ染匠野口の作品世界の奥行きも堪能していただきたいのです。今回のブログはこれからも追い求めてゆきたい「ふくひろ綺物」の指標となるものだと思います。日々みなさまからいただく着物愛の発露がすべての原動力励みとなります。ここにあらためて感謝の意を表します。ありがとうございます。
Posted by ふくひろ 若旦那 at 2016年12月12日 07:35