ぴかぴかパステル 小千谷縮(おぢやちぢみ)のニューフェイス
2012年07月01日
ぴかぴかパステル 小千谷縮の ニューフェイスが やってきました。
麻を染めると ほんとに 鮮烈な発色をします。「麻を染める」 といっても 白生地を染める 「後染め」ではなく
染めた麻糸で織る 「先染め」 のことです。不思議なことに 先染めでないと この綺麗な色は発現しないのです。
こういう天然緑黄色。ピスタチオグリーンが 最も涼感を誘うナチュラルカラーじゃないか? と常々思っています。
和の空間だけでなく夏の美術館や避暑地や高原、テラスのあるカフェなどで さりげなく楽しんでもらいたいですね。
一見、紫の縞ですが よく見ると 淡い桑の実色の縞に まとわりぼかすように 藤パープルの縞が取り囲んでます。
粋なようでいて なんとも楚々と かろやか涼しげな上布のキモノ。 日本の夏の風物詩ですね。。。 (^-^ )
珍しい夏織物が入ってきました。 山形県長井市の伝統織物 長井縮 ( ながいちぢみ ) です。
雑誌 『 美しいキモノ 』2012年夏号 に掲載されました。女優の 深田恭子さん がモデル撮影されています。
鮮やかなスカイブルーに しとやかによろけた蔓(つる)草が細かく織り出されています。なんという清涼感!(-v-)
まるでガーゼのように軽くて柔らかい肌理(きめ)細かさ。「 絹縮 きぬちぢみ 」という珍しい盛夏の織物素材です。
経(たて)に生糸、緯(よこ)に強撚糸、後練りによってシボを立て、肌触り優しい独特の風合いを醸し出しています。
同じく「絹縮」と書いて〈きんち〉と読む正絹がありますが これは全く別の楊柳生地で腰紐や半襟に使われています。
これも珍しい!(⌒ー⌒) 石川県の伝統織物 夏牛首 なつうしくび 紗織りの牛首紬 夏仕様です。
牛首紬は 別名 『 釘抜き紬 』。釘に引っかかっても釘が抜けるくらい打ち込み良く丈夫な織物なんだそうです。
実はボクの同期生、同じ釜のメシを食った修業仲間が山形県長井市で老舗呉服店の後を継いで大奮闘しています。
山形は織物の里。友人の故郷長井の稀少な夏織物を扱えて、なんだかとっても嬉しいのです。p(^ー^ )q
Posted by ふくひろ 若旦那 at 00:00│Comments(4)
│夏きもの★ゆかたわーるど
この記事へのコメント
地元である程度大きな機屋さんで2件が頑張っています。一つは、弊店と1分も離れぬ所で。
Posted by itimata at 2012年07月05日 20:22
お家の近くで 機の音がしていたあの機屋さんでしょうか?米沢のものはたまに扱うんですが長井のものは滅多に…。あのときはお世話になりました。たまにあの山形、長井の風景を思い出します。(^^)
Posted by ふくひろ若旦那 at 2012年07月05日 20:30
機屋、そうです。よく憶えてますね!!
実は東北呉服専門店会の先輩に、博多の大コネがあり大豪遊しようと何とも有難いお誘いを前回受けたんですが、了解後・・・現在の体調を考え断りの返事を泣くなく。その時は意外と隣接の『ふくひろ』御中の店舗見学をふくちゃんに打診しようと思ったのですが・・・・。
もう少し自分のリズムを把握できないと、まだ未知の長時間団体行動はダメです。
今、地元の商工会議所の青年部の久しぶりの例会に出席。懇親会だけで二次会に決別できて安堵しています。ふくちゃんは健康だと思うけど同じ部員の二歳上下の馴染み二人が、酒を完全にドクターストップの状態でした!!
くれぐれもお体に御自愛を願ってます。
実は東北呉服専門店会の先輩に、博多の大コネがあり大豪遊しようと何とも有難いお誘いを前回受けたんですが、了解後・・・現在の体調を考え断りの返事を泣くなく。その時は意外と隣接の『ふくひろ』御中の店舗見学をふくちゃんに打診しようと思ったのですが・・・・。
もう少し自分のリズムを把握できないと、まだ未知の長時間団体行動はダメです。
今、地元の商工会議所の青年部の久しぶりの例会に出席。懇親会だけで二次会に決別できて安堵しています。ふくちゃんは健康だと思うけど同じ部員の二歳上下の馴染み二人が、酒を完全にドクターストップの状態でした!!
くれぐれもお体に御自愛を願ってます。
Posted by itimata at 2012年07月06日 22:55
なんと、そんなお話が!次回体調万全のとき 心からお待ちしております。ぜひふくひろへお遊びに。ありがとうございます。年齢を考え健康に注意します。
Posted by ふくひろ若旦那 at 2012年07月06日 23:38