竺仙浴衣(ちくせんゆかた) 長板中形 ☆江戸の華 超絶職人技
「美しいキモノ」夏号273Pに掲載されてるのを最近まで気づきませんでした~
し、 しまった~っっ!! <(≧へ≦)>
『 竺仙浴衣 長板中形 錐彫り 四季草花 』
これは長板中形の糊です。真っ赤ですね。蘇芳を混ぜて朱 (あか) くしてます。
長板の長さは約6m ひっくり返して一反12m 四回 板返して両面糊置きです。
なんで赤くするかというと表裏両面寸分違わず糊を置かなくてはいけないため
透かして柄を合わすのです。サンドウィッチのように両面糊で挟み込むのです。
中形は藍甕に浸ける正藍染めなのでジャポンと浸けて空気に触れてはじめて
発色します。だから正確に両面糊置きをしないと白い部分が抜けないのです。
上部が両面糊置き。下部が片面糊置き。明らかに片面の方がくすんでますね。
裏面。片面糊置きは藍が滲んでしまってます。でも両面糊置きはクリアで綺麗。
長板中形は日本最古最高の高級浴衣。
ある意味 紅型 江戸小紋 を凌駕する超絶職人技なのです。
これは人間国宝 清水幸太郎 の中形 「貝合わせ」 大好きな柄なんです。
竺仙で長板中形 絽目の「貝合わせ」をみつけました。なんと素晴らしいっっ!
一反のみ限定柄だそうです。額に入れて永久保存版にしたいくらいですね!
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