夏ゆかた★百花涼乱!「志ぶ味」の総本家 竺仙の松煙染 

ふくひろ 若旦那

2013年06月05日 19:20

            「竺仙は、実に所謂 志ぶい物の総本家本元にて・・・」

 明治期の書物の一節です。竺仙はまだ無地や絞りが主だった江戸期浴衣柄に

 初めて板場小紋染めの技術を導入。その新奇な柄は一世を風靡したのです。

 




                       『 松煙染小紋 芭蕉の葉 』

 松の根を燻(いぶ)した煤(すす)を膠(にかわ)で練り、豆汁で溶いて引き染め

 したものが「松煙染め」です。浴衣とはいえ小紋染に匹敵するグレードの高さ。

 




              「美しいキモノ 2013夏号」にも掲載されました。

 




                        『 松煙染小紋 乱菊 』 

 





 素晴らしい!の一言。歴史と伝統の重みを感じる「竺仙の志ぶ味」ですね。

 今回、渋好みに徹してゴメンなさい。だって渋いの大スキなんだもの。<(^□^;)

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