ちょっと頽廃(デカダンス)?絢爛 藤(ふじ)小紋 ~アール・デコの薫り~ 

ふくひろ 若旦那

2014年04月17日 19:33


   五月に向かう爽やかな風 藤がとても綺麗な時季になりました。<(^▽^ )

   あにはからんや滅多に遭遇しないのが藤の花の染め帯。時季なのに。。。

   東京でやっと一反のみ出逢いました。探してみてください、難航必至デス。




                     『 塩瀬名古屋帯 咲きほこる藤 』

 夢に浮かぶ理想的藤の花。文字通り「藤パープル」に新緑のグリーンが綺麗!

 太くて堅い野趣溢れる藤の蔓(つる)まで描かれています。珍しいなぁ。(゜∀゜ )

 この頑強な藤蔓を実際リアルに糸状に裂き手織りしたのがなんと下の織物!


 




                         『 藤布(ふじふ) 』

 京都の山村、丹後に古しえより伝わる古代原始布。藤蔓は堅いのに糸に裂き

 製織すると夏単衣帯として最高にしなやかな風合いといわれます。不思議デス

 



              『 絢爛 藤小紋 アール・デコの香り 』

 なんとも大胆でエキゾチック!こんな絢爛豪華な藤小紋みたことありません!


 



 そもそも藤の花の柄の着物自体 滅多とみかけないんですが・・・<(-_-;)


 



 ワインレッドもまるで油彩のように重厚で艶やかです。深緑の鮮やかなこと!


 



 ターコイズが思わず震えるほど新鮮ヴィヴィッド!見るほどに心華やぎます!

 





 大正末期から昭和初期の「 アール・デコ 」の薫りがしますね。レトロモダン?

 いやちょっと頽廃(デカダンス)?和装というより夜会ドレスの趣きがあります。





    
     裁ちあわせると どんな瀟洒(しょうしゃ)な着物が誕生することでしょう!

     想いがめぐって 世界がどんどん広がってゆきますね~  *(≧ヮ≦*)

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