反物 くる くる

ふくひろ 若旦那

2010年10月11日 10:00

  呉服屋さんが よく 反物を くるくる 巻いてますよね ?

  あれって どんな原理で 巻き上がっていくのか 不思議じゃないですか?

  ぼくら 丁稚(でっち:いや新入社員?)が最初に習うのが 
  あの 『反物くるくる』 でした。

  いちど 巻いてみたことがあるひとはわかると思いますが みため以上にうまく
  いかないんです。ぼくらも会社の寮に帰って毎晩練習してたのをおぼえてます。

  それでも 1~2週間もすると突如、反物が くるくると回り始めます。
  そうなると みんな、面白くなってきて 巻いたカレンダーや茶筒,海苔の缶まで                                    くるくる くるくる 回し始めます。  

  自分で回すのを 横から ゆっくり みてみると 両手の小指と薬指だけを動かし
  てるんですね。ひじや肩の力で ゆすり上げてるんではないです。
  小指と薬指で 反物の底を 掻(か)いているとゆうか、跳(は)ね上げている。
  指で はじかれ、跳ね上がった反物は 親指の根もと に当たって 転がるように
  小指のうえに 乗る・・・その一連の動作を けっこう高速で繰り返してますね。
    
  呉服屋さんか、ふつうのひとか、の区別って
  実は この 『反物 くるくる』 かもしれないですね。

  『反物 くるくる』のヒトは 呉服屋さんの疑いあり・・・!?


  

   

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