友禅楊枝糊展 “想い”を繋げる…幻の手技   

2013年09月25日

 
 父が生前、友禅楊子糊という珍しい染めがあるとよく僕に話してくれました。

 粘りが出るまで何年も寝かした糊を水飴のように楊子の先で巧みに操って

 糸目を置いていくという驚きの技法です。父も京都で染め工場を営んでいた

 祖父から楊子糊について聴いたそうです。本当に気の遠くなるような古い話。

 というのも 楊子糊唯一の伝承者だった“山田栄一”が人間国宝に認定された

 翌年の昭和31年に急逝され 楊子糊は数十年に渡って断絶していたのです。
  

 
友禅楊枝糊展 “想い”を繋げる…幻の手技   



 完全に消滅していた技法でしたが 二代目・山田忠夫が試行錯誤の末ついに

 楊子糊の秘伝を復活させ三代目・山田崇が継承。途切れた想いが繋がった!

 山田崇先生が楊子糊実演をされると聞き矢も盾もたまらず馳せ参じたのです。

 

 
友禅楊枝糊展 “想い”を繋げる…幻の手技   



 糸目糊の深み、雅味を愛でる・・・友禅の華は糸目(いとめ)にこそあります。

 
友禅楊枝糊展 “想い”を繋げる…幻の手技   



 十年枯らした糯米(もちごめ)を石臼でひいて三日三晩練り上げるそうです。


 
友禅楊枝糊展 “想い”を繋げる…幻の手技   



 驚嘆!なんという糊の粘り!昭和31年に人間国宝 初代山田栄一が文化庁に

 提出した資料では なぜかこの楊子糊の弾力は再現できなかったそうです。

 
友禅楊枝糊展 “想い”を繋げる…幻の手技   



 ハサミで切れる糊?すべて試行錯誤の末新たに復活できた秘伝なのです。

 
友禅楊枝糊展 “想い”を繋げる…幻の手技   



 楊子糊の魅力は自由闊達な筆勢の妙が糸目に宿っているところだと思います。

 融通無碍(むげ)!エッジの利いた糊糸目の躍動感が本当に素晴らしい!

 
友禅楊枝糊展 “想い”を繋げる…幻の手技   



 “想い”は必ず繋がります。唯一無二の楊子糊伝承者 山田崇先生本人を

 ふくひろへお招きし楊子糊の実演を見せていただくことになりました。感無量。

                 ◆ 幻の手技 友禅楊子糊展 ◆

                      とき 10月26日(土)
                             27日(日)
                             28日(月)
                      ところ  ふくひろ 二階にて 

           ぜひ ご来場の程お待ち申し上げております。 <(_ _)>


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Posted by ふくひろ 若旦那 at 09:31│Comments(2)友禅楊子糊
この記事へのコメント
楊子糊の技法勉強でした!
私のFBほとんど機能してないのですが、先日商工団体の東北大会で宮崎君と再会!なんと、その全国団体の九州ブロック長になっているということで、彼はお呼ばれ参加。懇親会だけのトークだった為、時々のやり取りでしたが、懐かしいやら感激やら・・・!!
彼のその団体の位置からして、物凄い人脈を作っている大物です。けれど、対応は昔のゑり善時代ままでした。
彼のFBで彼との写真がアップされていると思います。  遅ればせ・・・
Posted by itimata at 2013年10月01日 18:05
itiさま☆お久しぶりです。お引っ越し無事に終了おめでとうございます(*^_^*)宮崎くんとの2ショット見ましたよ!各方面での活躍嬉しいかぎりです。友禅楊枝糊は念願の企画、山田先生との偶々の出逢いから実現しました。友禅の華は糸目にあり。いまやあやふやになりつつある友禅の真髄に迫りたいと思います。
Posted by ふくひろ若旦那 at 2013年10月01日 23:51
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