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竺仙(ちくせん)浴衣 2017 新作受注会 ~ 枝垂れ櫻と江戸の粋 ~

2017年02月16日

枝垂れ櫻と江戸の粋
『 竺仙浴衣 2017新作 200柄受注会 』
2/20(月) ~ 2/27(月) 8日間 ふくひろ呉服店 にて

今年もふくひろ恒例の竺仙浴衣 新作受注会の時季がやってきました。
2017年の竺仙ゆかたの新作総覧 お選びいただいた柄を受注生産にて夏季にお納めいたします。

本友禅付け下げ訪問着『濃紺地縮緬に枝垂れ櫻』
誉田屋源兵衛 謹製袋帯『融奏白毯』プラチナ箔

如月二月の京都仕入れで素晴らしい桜のお着物と出逢えました。

ほのかに挿した桜色が本当に艶やかです。

ぽかぽかと小春日和 春待ちのふくひろ綺物です。

竺仙は受注柄だけではなく一反限りの限定柄も揃っています。もしかして探し求めていた憧れの竺仙浴衣も見つかるかもしれません。

竺仙浴衣限定柄 板締め絞り 『水に游(あそ)ぶ金魚』

枝垂れ櫻と江戸の粋 お花見がてら 竺仙浴衣200柄を眺めにきてください(*^▽^*)
  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 16:46Comments(0)夏きもの★ゆかたわーるど

首里花織 祝嶺(しゅくみね)恭子 永遠無限大の蒼きループ

2017年02月13日

琉球の蒼い風 祝嶺恭子 首里ロートン織 全通名古屋帯

戦時下 海外へ流出した琉球王朝古代首里織を精査し、その復元に取り組む祝嶺(しゅくみね)恭子。緯糸がわたる読谷村花織と趣を異にする首里花織は表裏一体 『メビウスの輪』のごとき美織布。ロートンとは首里織のなかでも経糸を浮かせながら織る琉球超絶技巧。

しかもこの祝嶺作品は全通。六通ならまだしも全通とは常軌を逸しています。効率を度外視した作家的なスイッチが入ったのでしょうね。眺めていると艶やかな色糸が永遠無限大、連綿と続いていくかのように錯覚します。寡作な琉球織びと 祝嶺恭子の作品がついにふくひろ綺物屋敷へやって来ました。
#首里花織 #首里ロートン織 #祝嶺恭子 #全通 #ターコイズ #名古屋帯 #ふくひろ綺物 #ふくひろ #琉球染織  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 17:16Comments(0)びっくり ショーウィンドゥ

ふくひろ綺物 comming soon ~ 染織の境界線(ボーダー)を浮遊する ~

2017年02月10日

ふくひろ綺物 comming soon !
睦月から如月 東京 京都仕入れで出逢いし 秘中の珠…

気運を孕(はら)む「風」の衣 染めと織の狭間に遊ぶ

器から溢れんばかり 華やかな贅(ぜい) の滴 ~しずく~
咲き乱れる刺繍の百花 常軌を逸した「手技」の暴走

超越する境界線(ボーダー) 得体の知れぬ染織の霊峰

ふくひろ綺物 comming soon !
今春 ふくひろ綺物新作展 まで しばし待たれよ!
  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 12:06Comments(0)『 キモノびと 』 探訪 

問屋さん廻り21軒!若冲のタコで一杯 ~ 如月(きさらぎ)京都キモノ紀行【室町放浪篇】~

2017年02月05日

如月(きさらぎ) 京都キモノ紀行 室町放浪篇!?
二月はキモノに加え浴衣の仕入れも重なるのでとてもハードでタイトなキモノ紀行になるのです。(^_^;)))

女性目線のキモノ問屋 アイアンドアイの新作展が京都の町家で開かれました。初めての新会場です。

京都町家で綺物をみる。

竺仙新作展京都会場。一月に東京でいち早く現品を見ておりますが見落としが無きようチェックです。

三年前にゲトれなかった竺仙絹紅梅訪問着 鳥獣戯画!今年も東京にも京都にもありませんでした(ノ_<。)
フラれた恋人の夢はエンドレスです(笑)

今回は問屋さん廻りなんと21軒!室町放浪徘徊ぶっ倒れそうになりましたので夕方ホテルへ帰還Σ(´□`;)

錦市場 若冲のお膝元で飲む。伊藤若冲は京の錦小路の青物商を経て四十歳から画業に没頭したのです。

若冲のタコで一杯(〃´o`)=3 今夜は「東京タラレバ娘」観るために早めにホテルへ帰るミッション(笑)

夏大島 いっぱい こんなに一堂集結するなんて絶無!

お昼はちらし寿司(≧▽≦) 金糸卵の海へダイブ!✴

紅(あか)の世界のキモノたち

藤パープルの世界のキモノたち

光る茶屋辻 ふくひろ綺物を追い求めて
青息吐息の室町放浪篇でした!(≧▽≦)







  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 22:39Comments(0)東から西へ ふくひろ綺物紀行

ドールの微笑み❤絢爛魅惑の撫松庵 ~ 如月(きさらぎ)京都キモノ紀行【夏YUKATA篇】~

2017年02月03日

ドールの微笑み❤ 絢爛魅惑の撫松庵(ぶしょうあん)

二月如月 一月に続き京都へ仕入にやってきました。室町は大変寒かったのです。

二月の京都はキモノはもちろん浴衣の新作発表が一斉に行われます。二日間 室町放浪してヘトヘト。あとで数えたら問屋さん21軒廻ってました❗Σ(´□`;)ヒェー

京都町家の紫織庵浴衣 新作発表。今年も良いです❗

『麻の葉』『夏芙蓉』紫織庵 不朽の名作 新色 ver.

色の祭典 絢爛魅惑の撫松庵YUKATA 新作コレクション

カッコイイ系の凛々しき浴衣モードは撫松庵の独壇場

撫松庵に博多献上 なんと相性ピッタンコ❤意外や意外の新発見❗運命のヒトは実はすぐそばにいましたぁ~って展開の懐かしトレンディドラマみたいです(笑)

ドールの微笑み❤新作チャイニーズドラゴンの蒼い夏衣を纏うビューティーの笑顔に心癒されました(*^^*)



  

本場結城紬展 【 新 arata 】 ~ 初春染織紀行 番外編 ~

2017年01月29日

博多天神 警固神社で 『本場結城展 新 arata 』が開催されました。結城紬の産地から本場の職人の方々が一堂に集い、その匠の技を見せてくださいました。

天神の初春は春の陽気 とても気持ちが良かったです。

結城紬最大の特徴はその端整な真綿糸つくりにあります。おかいこさん、五、六個でこの袋状の真綿かけがひとつ出来上がります。結城紬一反を織り上げるには繭2300~3000個が必要なのだそうです!

おかいこさんを湯に浸し絹の脂分であるセリシンをとりのぞき 絶妙な手捌きで袋真綿を作ります。

紙漉きのように綺麗な袋真綿。真綿つくりのおばさまは毎日おかいこさんに、家族や周囲のみなさんにありがとう、ありがとうと感謝しながら 真綿をすくい上げるのだそうです。なんと素敵な笑顔なのでしょう。

真綿かけ。袋真綿をたたりにかけて 手で根気よく糸を紡いでゆきます。ひねって引き出しまた撚りを戻して空気を含んだ最高の無撚り手紡糸が出来上がります。

手括りの絣。紬の王さま結城の醍醐味です。

これは大変珍しい工程 絣糸の「叩き染め」染めた絣糸を土間に叩きつけます。糸を打撃で伸縮させ染料を絣の合間に均一に浸透させるのです。精緻な絣合わせが結城紬の真骨頂。絣が飛ぶと検査が通らないのです。

びったーんっ!細かい絣合わせが必要な結城紬にはなくてはならない作業です。産地に赴いてもなかなか見ることはできない大変貴重な染織工程写真です。

結城紬といえばいにしえの原始織りである地機(じばた)。刃抒(とうじょ)と呼ばれる長く巨大な抒(ひ)が使われます。堅くて重厚強靭な刃抒で打ち込まれる織物には絶妙で最高の風合いが宿るといわれています。

地機は織りびとの腰に機のたて糸端を結わえ付け、張力を柔らかく自在に調節しながら布を織りあげてゆきます。機と人体が見事にシンクロしているのです。

手括りの絣、叩き染め、そして織りびとの絣合わせと三位一体にならなければ 結城の絣は完成しません。

織物の最高峰である結城紬の貴重な工程をみせていただきました。本当にありがとうございます(*^¬^*)
  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 15:14Comments(0)『 キモノびと 』 探訪 

竺仙(ちくせん) 2017 新作展 ~ 初春 京都・東京 染織紀行④ ~

2017年01月22日

なんという感激!きものカンタービレ♪の朝香沙都子さんと竺仙ゆかた新作展会場ではじめてお会いすることができました(≧▽≦)

なぜか浅草浅草寺。どうして浅草でウロウロしているのかというと竺仙ゆかた2017新作展にいちはやく潜入しようと機を窺(うかが)っていたのでした(^_^;)

まだ準備段階の竺仙会場に秘かに潜入成功<( ̄▽ ̄;)

絢爛!竺仙ゆかた最新作!東京限定柄はget ( v^-゜)♪

竺仙は浴衣ばかりではない… 江戸小紋最高峰は実は竺仙にあり!当代一の江戸小紋染め師 浅野榮一 さんとお話させていただきました。なんと光栄なる一枚。

超絶技巧 竺仙江戸小紋『伊予杢縞(いよもくじま)』
型紙:人間国宝 児玉博 江戸小紋染め師:浅野榮一
この素晴らしき手技の匠についてはまた後ほどブログアップを予定しております。

この東京新作展は竺仙最大のイベントであり最高の染織のお祭りです。著名なキモノびとが多数ご来場されております。長板中形染め師 野口和彦さんとお会いすることができました。

紅く彩られた長板中形の両面糊置き。最も原始的で最も染めることが難しい本道の本格的藍染めなのです。

朝香沙都子さんはとても気さくな女性で各地の伝統織物や原始布作家西川はるえさんの作品など楽しくお話させていただきました。とっても嬉しい!(#^.^#)

今年の竺仙はビビッドな色に挑戦しているそうです!来月のふくひろ竺仙新作展、お楽しみに((o(^∇^)o))

怒濤のように突っ走った初春 京都・東京 染織紀行!
年の始めに素晴らしきキモノびとの方々とたくさんの素敵な出逢いが実現しました。
2017年は最高のキモノ年になりそうです(*^▽^*)



  

気鋭の染織工房 foglia フォリア ~ 初春 京都・東京 染織紀行③ ~

2017年01月20日

気鋭の染織工房 foglia フォリア を主宰する
染織作家 仁平幸春さんを訪ねました。

京都から東京へ 車窓からみえる見事な新春の大富士。幸先の良い縁起ものです。やはり、やはり!年の始めから素晴らしき出逢いがありました。

繊細な糸目糊置きとローケツ染めを駆使した仁平作品。『優雅なる気品』『古代染布の新たなる創成』そして『研ぎ澄まされたアート感覚』いままでにない新しき染織の世界を目の当たりにし、心震え躍ります。

染めをつかさどる仁平親方の眼差しは厳しい…

染織工房foglia の紅一点 染織作家 甲斐凡子(かいなみこ)さん。

『新しき骨董を創る』遥か古代に想いを馳せ いにしえの染布を現代に創成する仁平幸春の世界。

今春 ふくひろ新作展にて 染織アート工房 foglia フォリア との満を持してのコラボレーションも決定しました❗新たなる染織の地平へ…

初春 京都・東京 染織紀行 いよいよ次回 江戸の粋の本丸 竺仙2017新作展へ突入します(≧▽≦)

  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 09:09Comments(0)『 キモノびと 』 探訪 

誉田屋源兵衛 新作展 寿明月 (ことぶきみょうげつ) ~ 初春 京都・東京 染織紀行② ~

2017年01月18日

御目出度い誉田屋源兵衛のお正月。

誉田屋着物屋敷は穏やかな年の始めを迎えました。

今年も誉田屋の新春のお弁当 木乃婦の京料理をいただきました。

蛤真丈 大根金箔 のしもち …初春からおめでたい(*^^*)

見目美しい料理とおもてなしも誉田屋のアートのひとつです。

誉田屋源兵衛 新作展 『 寿明月 (ことぶきみょうげつ) 』春のふくひろ新作展に向けて 新たなる綺物がやって来ることとなりました。「善きことを聴く」
なんとも縁起よき響きです。

誉田屋の夏浴衣新作 ゆかたびらもこれぞというものはふくひろ綺物としておさえております。

『 春夏冬二升五合 』商い(秋ない)ますます(升升)繁盛(半升) 今年も頑張りたいと思います。

初春 京都・東京 染織紀行 いよいよ花のお江戸へ北上です(≧▽≦)


  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 18:01Comments(0)『 キモノびと 』 探訪 誉田屋源兵衛

芝崎熨斗目 栗染めの美 ~ 初春 京都・東京 染織紀行① ~

2017年01月16日

年の始めから宝物を入手し感無量 しばし見惚れる 芝崎圭一 熨斗目訪問着 栗染めの焦茶(ブラウン)

早朝の京都室町を走った、走った、息切れたΣ(×_×;)!ご存じの通り 芝崎熨斗目はその着心地、えもいわれぬ風合いで染織ファンの間で大人気、電光石火の早業でダッシュしないと入手できない稀少品なのです!

芝崎圭一先生と感激のツーショット!穏やかなお人柄の芝崎先生に心から癒されましたが、僕はドタバタ駆け込んできてハァハァ息切れてます(笑)

栗染めに藍のグラデーション。この濃淡に織浮かぶ端正な熨斗目文様。なんともたまらない趣があります。

今回の仕入れは日程の都合で京都から東京まで連続出張になりました。臨時休業でご迷惑おかけしましたが
おかげさまで新春からとても縁起良い仕入れと素晴らしいキモノびとたちとの素敵な出逢いがありました。
初春京都・東京 染織紀行 まだまだ続きます!(≧▽≦)



  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 18:56Comments(0)『 キモノびと 』 探訪 

ふくひろ綺物で福尽くし ~ おめでたい天草のお正月 ~

2017年01月03日

初春よりふくひろ綺物で福尽くし。感激です(*^▽^*)

天草望洋閣 若女将 が天草のお正月をふくひろ綺物で祝っていただきました。

宝石箱をひっくり返したような見事な更紗小紋。こんな染めの重たい小紋は滅多とありません。ターコイズの八掛がキリリと利いております。

紅い黒猫襦袢になんと赤ずきんちゃんの刺繍半襟!
のぞいてる森のオオカミ!なんてスリリング( v^-゜)

誉田屋源兵衛謹製御帯 たわわに実るターコイズ葡萄唐草。豊穣招く誉田屋の祝い帯。

半襟帯締め小物ひとつひとつ、着物を愛でる心、着物を大切に想うひと針ひと針が統(す)べ合わさって 素晴らしき「ふくひろ綺物」が出来上がることに感激し、ふくひろは年も新たにみなさまに感謝しております。

天草のお目出度いお正月 なんとも和やかな福尽くし

年頭より福を授けて戴き誠にありがとうございます。

天草下田温泉 望洋閣
http://www.boyokaku.jp/






  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 15:16Comments(0)いまどきのキモノ

雪の妖精 シマエナガ ~ 新年明けましておめでとうございます ~

2017年01月01日

2017 初春 純心無垢のふくひろ綺物。


『 雪の妖精 シマエナガ 』
絞りとパッチワーク 工芸染織名古屋帯の極み。

ふくひろは更なる染織の粋を追い求めてゆきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 00:06Comments(0)いまどきのキモノ

めざめよ着物!ふくひろ遊びが雑誌アヴァンティに掲載されました。

2016年12月21日

めざめよ着物!ふくひろ遊びが雑誌アヴァンティに掲載されました!(*^▽^)/★*☆♪

バンコク在住の画家阿部恭子先生の描く天真爛漫な着物女子♪まさに一月号にふさわしい華やかさ。

撮影快調!はじめてのお誂(あつら)え着物をコンセプトにカジュアル着物とセミフォーマル着物の2パターンを撮影してもらいました。

金茶紬に「冬のランプ」の帯。季節や着物ユーザーの趣味を表現するオシャレ帯と無地感覚キモノの組み合わせ、帯合わせは無限大∞です。

ブルー格子紬にコーヒーカップ、カフェの帯。着装着付けで遊び心満載の着物コーデ。休日の昼下がり、キモノでカフェ巡りなんていかが?

着物の顔映り、帯合わせ、帯締め帯揚げの色差し、八掛の選び方 etc. 編集部はキモノ入門編として 非常に的確コンパクトにまとめてくださいました。

先日の博多織求評会で知り合った博多織作家 宮嶋美紀さんがアヴァンティ巻頭に登場!ご縁を感じます。

ぱらっと刺繍付け下げにあっさり礼装袋帯のスーツ感覚セミフォーマル礼装着物コーデ。パーティーのような軽い式典や友人同士の畏(かしこ)まらない会食がふえてきた今日この頃…そんな現代のキモノ事情 キモノ生活にフィットした和の装いだと思います。

働く女性のための雑誌アヴァンティ。新企画として初の本格的着物特集号。着物好きの方なら永久保存版になるのではないでしょうか?(o≧▽゜)o

  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 20:13Comments(0)ふくひろキモノが雑誌掲載されました

『鉄輪 kanawa』『弱法師 yoroboshi 』 ~着物 de 観劇 能狂言~

2016年12月18日

福岡市大濠公園能楽堂へやってきました。能狂言の舞台にお招きいただいたのです。大濠公園は快晴なり。

御召紋羽織に仙台平袴でお伺いしました。現代の男性第一礼装ですがお能の観劇にはよいのではないかなぁといそいそと着込んで馳せ参じました。(ノ´∀`*)

御召紋羽織の羽裏は偶然にもお能の摺り友禅でした。自分でもちょっとびっくりです。この羽裏が今日このときの出番を待っていたのかもしれませんね!

若き観世流能楽師 坂口貴信さんがシテを演じます。
『弱法師 よろぼし』は波瀾万丈の人生を重ねた弱法師が親子の再会を果たすお話。
蝋燭能『鉄輪 かなわ』は嫉妬に狂った女の生き霊が鬼女となり元夫に祟るが陰陽師 安倍晴明によって祓われ退散させられるお話です。
能を拝見するのは初めてだったのですがその震えるような静寂と緊張感に感動致しました。

能衣装、その美しさにため息がでます。芝崎圭一さんの熨斗目訪問着を想起しました。能衣装はある意味 礼装着物の源泉源流ですね。

お誘いしてくださった藤間裕志朗先生は誉田屋源兵衛謹製 織熨斗目訪問着に同じく源兵衛の義経千本櫻の帯を締めてきてくださいました。

紅い御紋は京都養源院血天井の紅(あか)を縫い紋で表しました。帯の基調色の紅(あか)は源義経の鎧、緋威(ひおどし)の紅(あか)なのです。

初めて観る能狂言、大変勉強になりました。

冬熨斗目 大濠能楽 絶景かな (o≧▽゜)o
  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 14:38Comments(0)誉田屋源兵衛

孔雀羽根 神秘の綺物(きもの) ~大正浪漫への果てしなき憧憬(あこがれ) ~

2016年12月10日

孔雀羽根帯への郷愁と憧憬(あこがれ) ふくひろの追い求める美しき綺物(きもの)たち…

七色に変幻する玉虫色の綾糸 妖艶なるサロメの麗衣

孔雀羽根の綺物(きもの)には心躍る憧憬(あこがれ)があるのです。 大正浪漫 レトロモダン アールヌーボー 鹿鳴館の夜会に咲くエキゾチックな名花たち…

高畠華宵の美人画 その孔雀羽根ふくら雀に見惚れる。

蕗谷虹児「孤愁」孔雀羽根振袖の長羽織

忘れじのふくひろ綺物 総絞り孔雀羽根振袖 眼に焼き付けておきたい逸品でした。

紅花紬訪問着『紅泥』その妖艶なる輝きに息をのむ。こんな神秘的な織物は今まで見たことがありません。

染匠野口謹製『孔雀羽根総刺繍御帯』そのレトロで抒情的な妖しさ美しさに魅了される。

高畠華宵 『口真似』孔雀羽根帯への憧憬(あこがれ)は果てしない。

綺物の綺は「奇」でもあるが 綺麗の「綺」でなくてはいけないと思います。
ふくひろはこれからも神秘的で綺麗な「綺物」たちを追求してゆきます。

  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 18:41Comments(2)山形のおじさん

【ふくひろ緊急企画】山形の織物 産地直送展 ~山形のおじさんと再会❗~

2016年11月30日

       【ふくひろ緊急企画】
    突然ですが 12月2日(金)より11日(日)
       『 山形の織物 産地直送展 』
      ふくひろ店内にて催します。

山形のおじさんと再会!冬のふくひろ綺物屋敷へ
新たな山形伝統織物たちがやって来ました。
やがて 山形のおじさんといつしか話が盛り上がり
「山形の紬ば 安くだしてけろ!」
ということで急遽この企画が決まりましたのです。


紅花紬  ¥150000(税別)→¥58000(税別)
長井紬  ¥168000(税別)→¥68000(税別)
真綿紬  ¥220000(税別)→¥88000(税別)などなど

おじさんの織物はお安くお出ししたいと思います。
ご興味のある方はどうぞお立ち寄り、お問い合わせ 心よりお待ち申し上げております。

#山形のおじさん #山形の織物産地直送展 #ふくひろ

  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 00:30Comments(2)山形のおじさん

赤ワイン ボルドー色のクリスマス帯 ~『美しいキモノ 2016 冬号』掲載~

2016年11月25日

とっても可愛い ふくひろのクリスマス名古屋帯が
雑誌『美しいキモノ 2016春号』に掲載されました。  (P266)

聖夜にふさわしい 赤ワイン ボルドー色の塩瀬です。

クリスマスモチーフのフォーチュンクッキーを刺繍で表してます。トナカイさんの鼻も紅いのです(#^.^#)

ピンクボンボンの帯締めとbar のいろんな洋酒を染めた帯揚げを合わせてみました。

クリスマスの夜はきっと飲みすぎるなぁ(笑)( ̄▽ ̄;)

全国書店などでぜひ手にとってごらんください。モデルさん着用の現品はふくひろに展示しております。

  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 14:40Comments(2)ふくひろキモノが雑誌掲載されました

北九州呉服商組合創立五十周年 キモノ園遊会 ~ふくひろ綺物コレクション~

2016年11月20日

わぁ素敵な着物美人たちがずらりと勢揃い❗(*^▽^*)
実はいまから雑誌『美しいキモノ』の撮影がここ執り行われるのです。みなさま選りすぐりのお着物姿でご来場いただきました。

本日は 北九州呉服商組合 創立五十周年記念
『キモノ園遊会』がここクラウンパレスホテルで開催されるのです。北九州商工会議所の協力のもとキモノ産地からたくさんの御協賛をいただきました。本当にありがとうございます。

『美しいキモノ』の女性ライターと女性カメラマンがわざわざおいでくださいました。さすがお着物に精通したお気遣い溢れる撮影に感激!女性らしい細やかな気配りで丁寧な撮影をしていただきました。呉服商組合員一同 心から感謝しております。

おおぉ みるみるキモノ長蛇の列!

みなさんの素敵なお着物写真は『美しいキモノ 2017春号』(2/11発売)に一挙掲載されます。いまからもォ待ち遠しくて待ちきれませんね(*´ω`*)

壮観。総勢100人近いお着物姿のお客様が一堂にお集まり頂きました。呉服屋として喜びを感じます。

乾杯の挨拶ヤバー(笑)メチャ緊張しました(;・∀・)

【キモノ園遊会 ふくひろ綺物コレクション】
誉田屋源兵衛 ペパーミントの夢

誉田屋源兵衛 古箔菱文 五十年前の枯れた金箔。

ハートペアのツバメ小紋にツインの黒猫絞り帯。ツイン合わせが楽しい着物コーデ♡

ロイヤルブルー 銀色のクリスマス

素敵なクリスマスコーデありがとうございます(*^^*)

清しこの夜 ツリー帯留め。まさに聖夜のキモノ

誉田屋源兵衛 熨斗目訪問着『風の薔薇』孔雀羽根織赤漆 『夢の成る木』源兵衛のまさにまさに超絶技巧!

wind rose <風の薔薇>とは古代ギリシャの風を読む地図風配図に由来します。その方位針が薔薇の花のようにみえたのです。これぞ超絶技巧の綺物なり。

江戸の金彩友禅 中井の逸品 金雪輪 塩瀬名古屋帯

楚々とした無地感覚訪問着。母の着物を纏う幸せ。

キモノ園遊会五十年の節目をみなさまに素敵なお着物姿でお祝い頂き本当にありがとうございます。
北九州呉服商組合はこれからもみなさまにキモノの美しさ、楽しさをお伝えできますように日々努力邁進していきます。






  

博多織求評会 プレイバック part2 ~ 総本山 織屋にしむら を訪ねて ~

2016年11月17日

緋色の世界 着物女子と博多織が佇(たたず)む風景 …
着物姿で訪れる二度目の博多織 承天寺 詣で。

博多織求評会 プレイバック part 2 なのです(#^.^#)

国立博物館へ「鳥獣戯画」も観てきました❗朝から並んだのでゆっくり観賞ラッキー☆⌒(*^∇゜)v

カーキ色の博多献上はさすがのオーラを発散! この内閣総理大臣賞受賞作品は個人的に大好きでした。

博多織の若き女性作家 宮嶋美紀さん。山吹色の博多織の着尺に 深緑博多織の帯 どちらもご自分で織られたそうです!素晴らしい!

展示されていた宮嶋美紀さんの作品。現代的で新しい色の使い方です。なんとポップでガーリーな博多織なのでしょう!

紅い博多織 妖しく闇に映える… ちょっと想いを馳せる江戸川乱歩の世界

織りびとにその創りし作品を訊ねる幸せ。

博多織の総本山 織屋にしむら を訪ねました。創立百五十五周年記念展です。

大変珍しい博多献上の丸帯。博多織の生絹(すずし) 生絹とは夏の衣のこと。本邦初公開 織屋にしむら 戦前のお宝。にしむらの歴史の深さを感じます。

古典的献上柄だけではなく 現代的で斬新な色柄に挑戦し続けている にしむら織物。

佐賀県に赴いても佐賀錦の帯に出合うことはなぜか少ない。元来 佐賀錦の帯は博多織の機場で織られていたからです。そういう意味では博多織の佐賀錦は原点回帰なのです。

脇山俊明さんは今年の西部伝統工芸展で朝日新聞社賞を受賞しました。ただただ無心に創作に向かうその後ろ姿に出逢えたことに心からご縁を感じます。

若き天才博多織作家 脇山俊明 作 博多織 男帯 がふくひろ綺物屋敷へやって来る❗あ、今織ってもらってますからね、comming soon ❤乞うご期待(ノ´∀`*)

百五十五周年記念制作 両面リバーシブル男角帯。
見入れば魅入るほどに見惚れてしまう 不思議な織
不思議なアースカラー 大地の色 躍動する綾糸…
博多織の本領を今回あらためて認識しました。
ふくひろ綺物屋敷に新たなる染織進化ワールドがさらにさらに広がります。

  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 06:33Comments(2)『 キモノびと 』 探訪 

キモノで散策 紅葉の承天寺 ~ 秋の博多織求評会 ~

2016年11月14日

博多織求評会が博多の承天寺で開催されました。博多織の織元が自信作をこぞって出品し、関係者 着物愛好者が集まってその年の優秀作を審査選考するのです。

博多駅からほど近いところにこんなに静かで落ち着いた空間があるなんて!なんと綺麗な枯山水の庭園でしょう。

博多織会場にターコイズ映える。

博多の真ん中とは思えない静寂。鳥の囀ずりだけが響き渡っています。

さぁて どの作品に投票しようかな?

求評会に着物女子がわんさかわんさか

異次元的なカラーリングの博多織に眼が釘付け!

承天寺のお庭で野点(のだて)の茶会。

お饅頭にも「承」天寺。此所 承天寺はお饅頭発祥の地であり、うどん発祥の地、そして何より博多織発祥の地でもあるのです。

気配りの行き届いたお点前に心癒されました。

このあと二日市の織屋にしむらを訪ねました。実際に博多織を織っている様子を見学です。

佐賀錦の手織り。

佐賀錦と唐織の絶妙なる融合。

博多織の若き天才。妥協しない創作姿勢。そのオーラを背中から感じます。

博多織の機(はた)の音。なぜかドキドキ心ときめく。

からからからから… 糸繰りの詩。

千々に広がる色の綾糸。どこか知らない異国の街の風景のような…。

着物で散策 紅葉(こうよう)の承天寺。紅葉以上に色鮮やかな博多織求評会に気分も高揚しました(#^.^#)  

Posted by ふくひろ 若旦那 at 04:05Comments(0)『 キモノびと 』 探訪