【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』

2016年10月16日

超絶技巧 綺物異聞。今回 出品される三体の熨斗目訪問着… <織>の芝崎熨斗目、<染め>の利休茶熨斗目、そして…
【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』
そして 最後に控えし <箔>の熨斗目…
【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』
誉田屋源兵衛 謹製 熨斗目訪問着『風の薔薇』
【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』
清楚で透明感溢れる礼装訪問着。友禅に細やかな銀箔の細工を施しています。
【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』
フランスで最初に創られた羅針盤。風に傾(かし)げ、航海の方位を指し示す羅針盤の針が立ち並ぶさまをその美しさから「薔薇」の花に見立てたそうです。
【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』
紺碧に煌めく七宝帯。「風の薔薇」に宿命的に合う逸品がなぜかこうして現れてくる不思議さ… 綺物と帯の奇縁…。
【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』
通底する紺碧の蒼(あお)。煌めき繋がる七宝の輪が冬に咲く青い薔薇の花を想わせます。
【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』
羅針盤の針が冬枯れた銀色の薔薇の刺にもみえてくるではありませんか。
【超絶技巧 綺物異聞】第三の熨斗目 誉田屋源兵衛 謹製訪問着 『風の薔薇』
     『誉田屋源兵衛 超絶技巧』
    10/21(金) 22(土) 23(日) 24(月)
      ふくひろ 二階 特設会場
  いよいよ誉田屋源兵衛がその全貌を現します。


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Posted by ふくひろ 若旦那 at 21:26│Comments(4)誉田屋源兵衛
この記事へのコメント
わたしは誉田屋さんの作品に常に畏れを抱いています。それはいつだってその美しい作品の奥の奥にある、高邁な理想に対してです。
誉田屋さんは、人間の性根の奥の奥のそのまた奥で憔悴しきった精神を美しいと呼ぶんですよね。そして、それにふさわしい、やさしく包む布を作っているのですよね。

ふくひろさんから誉田屋さんの世界を学ばせていただいていますけど・・・・・修行にも似て・・・・・。厳しいですね。

冬の薔薇、鈍色の刺がチクリ、あ、イタタタタ。

誉田屋さんの若冲の菊、拝見しました。恐ろしく美しいです・・・・ネ・・・。
Posted by 紫子 at 2016年10月17日 18:34
紫子さま。誉田屋源兵衛のもの創りはやはり底知れぬものがありますね。何が出てくるかわからない驚きと感動があります。安易な気持ちでは取り組めないなにかがあります。だから誉田屋源兵衛の新作発表は僕も真剣勝負で仕入れに臨んでいます。そこが畏れであるのかもしれないですね。しかしひとたびそれを身に纏えば誉田屋の綺物は纏う者を護り纏う者の魅力を倍加して引き出してくれるものだとおもいます。源兵衛氏が若いころ母上に帯は女性のもっとも大事な身体を護るものだ、いい加減な気持ちで帯屋になるなと怒られたお話がその原点にあると思います。
Posted by ふくひろ 若旦那ふくひろ 若旦那 at 2016年10月17日 23:04
源兵衛さんのインタビューにそれに似た話が出てきます。
その想いの原点が、母からの教えなんて、その温かみに、とてもうれしくなります。
ご紹介いただいた写真。どれも素晴らしくて、これまでの誉田屋源兵衛の作品をもっと拝見したいと思いました。
海外に流出しているから、あまり触れる機会がなかったのですね。
Posted by 紫子 at 2016年10月18日 06:32
紫子さま。誉田屋源兵衛の帯はその偉容とは真逆に信じられないほど軽くしなやかで優しい風合いなのです。この感触はまさに虚を衝かれます。母上のエピソードからもうかがえますが女性に対する気遣(づか)い、いたわり、憧憬思慕が奥底に流れているのだと思います。
Posted by ふくひろ 若旦那ふくひろ 若旦那 at 2016年10月18日 10:18
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